株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野 功、以下 日立)は、このたび米国IBM社のUNIXオペレーティングシステム(OS)であるAIX 5Lを搭載したエンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」に、最新のPOWER4+プロセッサを最大8個搭載可能なラックマウントモデル「EP8000 650 model 6M2」をラインアップに追加し、12月12日から販売を開始します。また、同時にエントリーモデル「EP8000 630」の機能及び拡張性強化と、「EP8000 シリーズ」の信頼性強化を行いました。
■新モデル「EP8000 650 model 6M2」の特長 |
(1) |
高性能POWER4+プロセッサ(1.45GHz/1.2GHz)の採用 |
(2) |
日立が開発した2プロセッサあたり32MBという大容量のレベル3キャッシュメモリ搭載*1 |
(3) |
動的論理分割機能(Dynamic LPAR)に対応 |
(4) |
I/Oドロワー(オプション)により拡張PCIスロットを最大55スロットまで増設可能 |
「EP8000 650 model 6M2」は、高い処理能力と優れた拡張性を実現し、小規模から中規模のデータベースや、OLTP(On-Line Transaction Processing)、データウェアハウスなど様々なシステム規模のミッションクリティカルな用途などにも幅広く対応するモデルです。
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*1) 1.45GHzプロセッサモジュールを選択した場合 |
■「EP8000 650 model 6M2」の概要 |
プロセッサ |
プロセッサ 数 |
キャッシュメモリ
(2プロセッサあたり) |
メモリ
容量 |
拡張PCI
スロット数 |
標準価格 |
出荷時期 |
POWER4+ (1.2GHz /1.45GHz) |
2,4,6,8 |
L2 : 1.5MB
L3 : 8MB/32MB |
2GB
〜 64GB |
標準7
(最大55) |
715万4,400円〜 |
2002年 12月12日 |
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■エントリーモデル「EP8000 630」の機能エンハンス |
(1)
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ハイエンドモデル「EP8000 690」やミッドレンジモデル「EP8000 670」でサポートしている動的論理分割機能(Dynamic LPAR)に対応 |
(2) |
I/Oドロワー(オプション)により拡張PCIスロットを最大18スロットまで増設可能*2 |
(3) |
メインメモリの容量増加(最大32GB) |
今回の機能強化により、エントリーモデルでもミッドレンジモデル並みの拡張性を確保したコストパフォーマンスの高いシステムを構築することが可能です。
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*2) ラックマウントモデル「EP8000 630 model 6C4」のみ対応 |
■「EP8000 シリーズ」の信頼性、可用性(障害回避・対策機能)の強化 |
(1) |
障害対応機能を強化した「ファイバチャネルアダプタ」(オプション)に対応 |
(2) |
日立ディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」との連携を可能とする「SANRISE専用ドライバ」をオペレーティングシステムにバンドル*3 |
(3) |
論理パーティション間での障害切替機能(ホットスタンバイ構成)に対応*4 |
日立がメインフレームで培った高い技術力を惜しみなく投入し、「EP8000 シリーズ」の持つ高い信頼性と優れた可用性(障害回復・対策機能)をさらに強化しました。
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*3) 2003年4月から提供開始 *4) 2002年12月27日から提供開始 |
■日立エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」について |
PowerPCアーキテクチャプロセッサを搭載して、デスクサイドモデルから最大32プロセッサ搭載可能なハイエンドラックマウントモデルまでをラインアップしたUNIXサーバです。プロセッサやメインメモリなどシステムのリソースを動的に分割して複数のサーバとして使用できる動的論理分割機能(Dynamic LPAR)*5や、予備用として搭載しているプロセッサを顧客の要求に応じてコンソール端末から任意のコードを入力することで再起動することなくすぐに増設が可能となるCUoD(Capacity Upgrade on Demand)機能*6など高いシステム運用性・拡張性に加え、Linuxとの高い親和性や、日立オープンミドルウェアを始めとする様々なソフトウェアに対応し、多様な顧客ニーズに幅広く対応できるシステム構築環境を提供しています。
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*5) 対応機種:「EP8000 630/650/670/690」
*6) 対応機種:「EP8000 670/690」
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■他社所有商標に関する表示 |
- AIX、IBMは、米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
- POWER4+、PowerPCは、米国における米国International Business Machines Corp.の商標です。
- Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
- UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
- その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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