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重慶市向けモノレール車両を長春軌道客車から受注
株式会社 日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&電力部門CEO:住川 雅晴、以下日立)は、このたび、中華人民共和国重慶市(施主:重慶軌道公司)が導入する跨座式モノレールシステム(以下、重慶モノレール)に関し、本システムの元請け会社である長春軌道客車が重慶軌道公司から受注した21編成84両分の車両電気品および車両のうち、すべての車両電気品と車両2編成8両を長春軌道客車から受注しました。また、残りの車両19編成76両については、日立が長春軌道客車に技術供与し、長春軌道客車が製作します。 重慶市は、長江(揚子江)上流地域の経済・交通の中心として栄え、1997年3月には北京、上海、天津に次いで4番目の中国政府の直轄市となるなど、中国南西地方最大の工業都市として急速に成長しています。しかし、市内交通はバスやタクシーなど道路交通に依存していることから、交通渋滞や排気ガスによる大気汚染が著しく、渋滞緩和や生活環境の改善として都市交通の整備が急務となっていました。そこで、中国政府が現在行っている西部大開発10大重点プロジェクトの一つとして、中国政府の資金支援、ならびに日本政府の特別環境円借款を活用し、重慶モノレールの建設を行うこととなりました。 重慶モノレールは、中国で初めて導入される跨座式モノレールです。現在、重慶モノレール較新線(較場口〜新山村間)のうち、較場口〜大堰村間(14駅)約13.5kmの建設が2004年6月の開業に向け進められています。同区間で使用される車両21編成84両について、施主である重慶軌道公司から長春軌道客車と上海外経集団が元請けとして受注、そのうち日立は長春軌道客車から21編成84両分の車両電気品と車両2編成8両を受注しました。残りの車両19編成76両については、日立が長春軌道客車に技術供与し、長春軌道客車が製作します。 重慶市は、モノレールを交通網発達のための重要な手段と考えており、較新線の他に、計約60〜80kmの跨座式モノレール新線建設を計画しています。また、上海、杭州、合肥といった中国国内の各都市も、モノレールの導入を計画しています。 現在、世界各地で交通渋滞を解消する手段として新交通システムの導入が進められており、なかでも跨座式モノレールシステムは、世界最初の都市交通機関として1964年に浜松町〜羽田間で東京モノレールが開業して以来、長い歴史と実績を持っています。 日立の跨座式モノレールシステムは、占有面積を小さくできる軌道構造のシンプルさと、低騒音を実現した車両システムなどに特徴があり、環境に優しい輸送システムとして評価されています。1964年に開業した東京モノレールのほか、北九州、大阪、東京・多摩、沖縄でも日立のモノレールシステムが採用されるなど、国内トップシェアを獲得しています。また、海外についても、日立は本年6月にシンガポールのセントーサモノレールを受注しています。 日立は、今後ともこれまでの実績を生かし、環境に優しい跨座式モノレールシステムの拡販を行っていきます。
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