本製品は、株式会社 日立ディスプレイズ(取締役社長:米内史明)が新たに開発した「アドバンスドスーパーピュアカラー液晶」を採用しました。これまでの液晶ディスプレイでは動きのある映像を表示する時に残像感や動画のぼやけといった課題がありました。この度業界で初めて「スーパーインパルス表示技術」を採用し、画面表示中に一定の間隔で黒の表示データを書き込む「黒挿入駆動技術」と中間階調での応答速度を改善するLSIを搭載することにより、動画ぼやけを抑え、ブラウン管なみの動画表示性能を実現することが可能となりました。また、日立のコンシューマPCに採用し、高画質で定評のあるスーパーIPS(*2)方式を継承し、隅々までくっきりと鮮やかな映像を表示します。さらに、日立独自のプログレッシブ映像テクノロジーを進化させて誕生したデジタル映像処理技術「DIPP(デジタル・イメージ・ピクセル・プロセッサー)」を搭載しました。多様化する映像ソースに応じて最適なデジタル信号処理を行うことにより、鮮明で美しい映像を再現します。
フラットパネルテレビは、薄型の形状とインテリアとしての設置性の良さからユビキタス情報社会のネット端末としての期待が高く、大きく市場が拡大しています。特に液晶テレビはその携帯性の高さから個人使用を中心に高成長を続けており、2002年の出荷台数は65万台(*3)(前年比186%)と予想されています。
日立は開発・生産の軸をフラットパネルテレビに大きくシフトしており、2001年より「ハイビジョン高画質」の「Wooo」として本格的に市場投入したプラズマテレビは、現在トップシェアを獲得しています。また液晶テレビについても、2001年より高画質液晶パネルを搭載した15V型モデルを発売しています。
この度、新パネル採用のハイビジョン高画質液晶テレビを「Wooo」シリーズに加え、今後シアターサイズからパーソナルサイズまでハイビジョン高画質フラットパネルテレビ「Wooo」シリーズのラインアップを幅広く展開、強化していきます。