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2002年6月17日 | |||||||||||||||
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株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO 小野 功、以下日立)はこのたび、ストレージ管理ソフトウェアの開発会社である米国コムストック社(Comstock Systems、President & CEO Bruce Eastman)を2,000万ドルで買収することで契約しました。買収後は、社名を「日立ストレージソフトウェアインコーポレーテッド(仮称)」と変更し、米国におけるストレージ管理ソフトウェアの開発拠点とします。当社では、ストレージ事業をコア事業と位置付け、買収や提携、資本参加なども活用した積極的な事業展開を進めています。今回の買収はその一環であり、グローバルなストレージソリューション事業を積極的に展開します。 当社は本年5月8日に、「ハードウェアとソフトウェアの融合により、顧客の真の要求である『戦略的データ活用の実現』をサポートするための道標」の意味を込めて、日立ストレージソリューションコンセプト「True North」を策定し、ディスクアレイサブシステムの強化を図るとともに、ストレージ管理ソフトウェア事業を本格的に立ち上げることを発表しました。今回の買収は、ストレージ管理ソフトウェアを当社のソフトウェア事業の重点製品の一つに位置付けるという方針に基づき、ストレージ管理ソフトウェアの開発拠点を米国に設立し、ソフトウェア開発を加速させることが目的です。さらに、ストレージを含めたコンピュータ技術の市場情報が迅速に集まる米国西海岸に、ソフトウェア開発拠点を設立することにより、ワールドワイドでの販売を行うストレージ管理ソフトウェアの市場に、より密着した開発体制の構築が可能となります。また、当社ストレージ製品の海外での拡販活動のコアとなっている日立データシステムズ社が新会社の経営に参画することにより、ワールドワイドでの顧客ニーズを速やかに開発に反映させる体制が構築できます。 1999年6月に設立されたストレージ管理ソフトウェアの開発会社であるコムストック社は、NAS(Network Attached Storage)の管理およびストレージのリソース管理の分野において卓越した技術を持つとともに、その技術は日本国内でも高い評価を得ている日立システム運用管理ソフトウェア「JP1」との整合性も有しています。今回の日立グループへの参加により、コムストック社が持つ性能管理や容量管理のコア技術と、当社のストレージ技術力およびグローバルなビジネス展開力とを融合させ、ストレージソリューション市場での一層の事業拡大を図ります。 当社はコムストック社の買収完了後、ストレージ管理ソフトウェアの米国における開発拠点とします。新会社は、コムストック社の経営陣および従業員を引き継ぎ、米国IT会社での先進的な経営手法を取り入れていきます。新会社が開発した製品は米国、日本を含む全世界で販売し、5年後に売上4,000万ドルをめざします。 ■ Comstock Systems Corporation社について
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