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2002年6月4日 | ||||||||
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株式会社 日立製作所(本社:東京都千代田区、取締役社長:庄山悦彦、以下日立)とSilicon Graphics, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ロバート・ビショップ、以下SGI)は、このたび、SAN(Storage Area Network)環境において複数コンピュータ間でのデータ共有を実現するSGIの共有ファイルシステム「SGI® CXFSTM」の適用OS(Operating System)拡大に向けた開発で提携しました。これにより、さらに多くのユーザーに対し、「SGI CXFS」を提供できるようになり、より多くのユーザーでSAN環境でのデータ共有が可能となります。また、日立は、SAN環境におけるデータ共有環境の構築に「SGI CXFS」を適用していきます。 今日、企業が処理、蓄積するデータ量が増大している中、運用管理者や利用者から、データの格納場所や格納方法を意識せずに、大容量データをSANで共有し高速にアクセスできるシステム環境に対するニーズが高まっています。「SGI CXFS」は、SAN環境において複数コンピュータからのデータ共有機能を高性能に実現し、このようなニーズに応えます。 たとえば、ユーザーは、UNIXで普及しているNFS(Network File System)などを使ってファイルを共用できますが、TCP/IPネットワーク経由のアクセスのため、ファイルアクセス速度は、サーバのローカルディスクへのアクセス速度に比べると低下します。「SGI CXFS」は、異なるOSが稼動しているコンピュータからのSANを経由した共有データへの高速アクセスや同時アクセスを可能にします。この高性能なデータ共有機能により、ストレージの集約を実現し、ストレージ管理コストの低減を図ります。さらに、大容量のデータを複数のコンピュータで順次加工していく映画製作などの業務において、ファイル転送やファイルコピーの処理時間を大幅に削減できます。現在単一ファイルで900万テラバイト、ファイルシステムで1800万テラバイトの容量がサポートされており、CXFSのユーザーはファイルやファイルシステムサイズの上限を意識する必要はありません。 SGI社プロダクト&プラットフォーム副社長であるポール・マクナマラは、今回の提携について以下のように述べています。「SGIと、マーケットリーダーである日立との提携は、次世代SANの開発と展開を加速させるでしょう。SGIの知的財産及び技術ノウハウと、日立の優れたエンジニアリング力およびマーケット・リーダーシップの組み合わせにより、この提携は今後長期にわたってIT産業全般にわたって影響力を及ぼすものになるでしょう。」 日立製作所 ソフトウェア事業部 ストレージソフトウェア本部長 正井一夫は、以下のように述べています。「SGI社は高性能かつスケーラブルな技術においてリーダー的な存在です。本提携により、『SGI CXFS』はSANの性能とともにマルチプラットフォーム環境でのデータ共有を提供することによってお客さまに大きな利益をもたらすと考えています。」
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以 上 |
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