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2002年6月3日
 
日立がメモリースティックTMの著作権保護技術「MagicGateTM」を導入

     株式会社 日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 伊藤 達、以下 日立)は、ソニー株式会社(以下 ソニー)が開発したメモリースティック(注1)の著作権保護技術MagicGateのIPライセンスを受け、携帯電話向けアプリケーションプロセッサー SH-Mobile(注2)をはじめとした、MagicGate対応のシステムLSIの量産を2003年の3月から開始します。

    デジタル技術の発展により、デジタル機器と、それらの機器を結ぶネットワークメディアとしての小型メモリーカードが普及し、デジタル・コンテンツを容易に扱うことが可能となりました。
    一方で、デジタル機器とインターネットをはじめとするネットワークによるデジタル音楽配信が普及するなか、音楽著作権の保護が重要になっており、それに対応した小型メモリーカード市場が拡大しています。  

    また、近年の携帯電話システムは、単なる通話機能以外に、電子メールやインターネットブラウザなどの機能が搭載されるなど高機能化が図られており、それに対応するLSIも高性能化が必要となっています。こうしたことから、携帯電話システムのシステム開発が複雑化し、開発期間も長期化するなど、タイムリーな市場投入が困難になっています。日立は、これに対応するために、携帯電話システムのマルチメディア・アプリケーション処理を高速に実行する32ビットRISCマイコンSH-Mobileを製品化しています。

    日立は、今回のMagicGate技術のIPライセンス供与により、2003年3月から量産開始するSH-Mobileに加え、SuperHTMファミリ、H8SシリーズにおいてもMagicGate対応製品向けに幅広いソリューションを提供していきます。  

(注1) メモリースティック:画像や音楽など、多様なデジタルデータが身近なものになってきました。IC記録メディアは、さまざまな機器でデジタルデータを記録するために使用されていますが、その多くが、1枚のメディアに異なった種類のデータを記録しておく、といったことに向いていません。機器ごとにデータを記録するメディアのフォーマットが違うと、複雑で使いにくいばかりです。メモリースティックは「さまざまなコンテンツを、さまざまな機器で使い、記録・共有・交換すること」を目標に開発されたIC記録メディアです。1枚のメモリースティックにいろいろなデータを入れておくことができ、しかも使いやすい形状を実現しています。

(注2) SH-Mobile:2.5G/3G次世代携帯電話のアプリケーションプロセッサーとして、音声や動画などのマルチメディア・アプリケーションを専用に処理する多機能プロセッサです。CPUコアとして、32ビットRISCマイコンSuperHファミリのマルチメディア携帯機器向けに「DSP機能」を搭載した「SH3-DSP」を内蔵するとともに、各種マルチメディア・アプリケーションを実現するために必要な豊富な周辺機能やインタフェース、及び豊富な内蔵メモリを搭載しています。

■商標表記
  メモリースティック、MagicGateは、ソニー(株)の登録商標または商標です。  
SuperHは、(株)日立製作所の商標です。

以 上



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