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2001年11月 1日

 

 
従来の約2倍の記憶容量を実現した
OEM市場向け3.5型磁気ディスク装置を発売
− 厚さ25.4mmで、147ギガバイトの大容量を実現 −
  

  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO 加藤孝雄)は、サーバ・ディスクアレイ向けに、従来製品の約2倍*1の記憶容量を実現した、25.4mm厚の3.5型磁気ディスク装置「DK32EJ−14」をはじめ、「DK32EJ−72」「DK32EJ−36」を11月5日から発売します。
  3.5型磁気デイスク装置「DK32EJ−14/72/36」は、それぞれ147/73/36ギガバイトの記憶容量を実現しました。


*1: 2000年10月に発表した「DK32DJ」(25.4mm厚、記憶容量73.9GB)と「DK32EJ−14」との比較による。


今回発表する製品の特徴は、次の通りです


1.小型・大容量化を実現
  アドバンスドGMR*2ヘッドとデータ転送速度の向上を図ったパラレル方式採用のMEEPRML*3信号処理等の高記録密度技術を組合わせたことにより、従来製品の約2倍の記憶容量である「DK32EJ−14」は、147ギガバイトの大容量を実現し、サーバ向け3.5型磁気ディスク装置としては、トップレベルの記憶容量を達成しています。


*2: GMRGiant Magnetoresistive (巨大磁気抵抗。従来のMR(Magnetoresistive)ヘッドを改良し、データの読み取り感度を高めたヘッドで、より高い記憶密度が可能になる。アドバンスドGMRヘッドは更にヘッドのデータ読み取り感度を高めたもの。)

*3: MEEPRMLModified Extended Extended Partial Response Maximum Likelihood(隣接する波形の相互干渉による波形の歪みを予測し補正を加える信号処理方法であるPRMLに改良を加えたもので、より高い記録密度を実現する信号処理技術。今回はパラレル方式を採用し更に改良した。)


2.高性能化を実現
  毎分10,025回(10,025rpm)の高速回転により、内部データ転送速度(媒体記録再生時)は、最大799メガビット/秒を実現しました。また、高速・高精度位置決め機構を採用することで、平均シーク時間を4.9ミリ秒(読取り時)としました。さらに高速インタフェースであるFC−AL−2(Fibre Channel−Arbitrated Loop−2)とUltra320のSCSIをサポートすることにより、上位ホスト機とのデータ転送速度は、FC−AL−2で最大200メガバイト/秒、Ultra320のSCSIで最大320メガバイト/秒となりました。


3.高性能/高機能の大容量キャッシュを採用
  ルックアヘッドキャッシュ*4及びライトイミディエイトキャッシュ*5機能付きの4メガバイトのキャッシュメモリの採用により、データ処理の高速化を図っています。また、キャッシュ容量はオプションで16メガバイトに拡張でき映像記録に最適です。


*4: ルックアヘッドキャッシュ:連続データ等あらかじめ予想されるデータを前もってバッファ(キャッシュ)に読み出しておき、次にそのデータがアクセスされた時に高速にデータをホストに転送する機能。

*5: ライトイミディエイトキャッシュ:バッファ(キャッシュ)に書込んだ時点でホストのアクセスを完了させ、ディスクの書込み動作はバッググランドで実行することにより、ホストのI/O処理時間を短縮する機能。


4.高信頼性を実現
  デジタル制御の採用とLSIの統合により部品点数を大幅に削減し、基幹システム用のストレージで長年培った設計手法や工程管理手法を活かし、高い信頼性を実現しました。また、S.M.A.R.T.*6機能のサポートにより、データの信頼性を向上しています。

*6: S.M.A.R.T.:Self Monitoring Analysis and Reporting Technology(ドライブの動作をモニターし、潜在する様々な不具合について早期に警告を出す自己診断システム。)


■価格、出荷時期
型名 容量 厚さ OEMサンプル価格 出荷時期
DK32EJ−14 147GB 25.4mm オープン 2002年3月
DK32EJ−72 73GB 25.4mm オープン 2002年3月
DK32EJ−36 36GB 25.4mm オープン 2002年3月


■新製品の主な仕様
(注1)


(注1) 仕様は予告無く変更することがあります。
(注2) エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を 省エネ法で定める記憶容量で除したものです。

以 上




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