ニュースリリース | ||||||
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2001年8月2日 | |||||||||
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日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 長谷川 邦夫)は、このたび、16ビットマイコン「H8/300Hシリーズ」のラインアップとして、シリーズでは最大容量である512Kバイトのフラッシュメモリおよび16KバイトのRAMを搭載したF-ZTATTMマイコン(注)「H8/3069F」を製品化し、2001年11月からサンプル出荷を開始します。 本製品は、大容量のフラッシュメモリとRAMを搭載し、CD-R/RW装置やDVD-ROM/RAM装置、CD-RWとDVD-ROM/RAMの複合装置などのストレージ機器の制御に適しています。また、フラッシュメモリを搭載してオンボードでのプログラム変更などが可能なことから、システムの開発期間が短縮できます。 「H8/300Hシリーズ」は、高性能な16ビットCPU「H8/300H」をコアとした製品シリーズで、16ビットタイマやA/D変換器、DMAコントローラ、シリアルインタフェース等の豊富な周辺機能を搭載しています。さらに開発期間の短縮が可能なフラッシュメモリ搭載のF-ZTAT品など多彩な製品をラインアップしていることから、通信や情報、OA、産業の分野で幅広く採用されています。その中でCD-R/RW装置やDVD-ROM/RAM装置、HDD装置などのストレージ機器は、静止画や動画など大容量のマルチメディアデータを扱う機器として、近年、急速に拡大しています。 当社は、これまで、ストレージ機器制御向けのF-ZTAT品として、128Kバイトのフラッシュメモリを搭載した「H8/3062F」や256Kバイト搭載の「H8/3064F」、384Kバイト搭載の「H8/3068F」等を製品化してきました。しかし、CD-RWとDVD-ROM/RAM装置の複合化など機器の機能向上にともない、プログラムサイズは拡大し、また展開システムを短期に開発するため、デバイスに対しては、更なる大容量フラッシュメモリ搭載のニーズがあります。 「H8/3069F」は、この市場ニーズに対応するもので、16ビットCPU「H8/300H」をコアとし、特徴は以下のとおりです。 <製品の特徴>
また、周辺機能としては、16ビットタイマ×3チャネル、8ビットタイマ×4チャネル、10ビット高精度A/D変換器×8チャネル、DMAコントローラ×4チャネル、シリアルインタフェース×3チャネルなどストレージ機器の制御に適した機能を内蔵しています。 開発環境は、「H8/300Hシリーズ」で準備している環境を利用できます。 ・ソフトウェア:Cコンパイラ、アセンブラ、リンケージエディタ、シミュレータデバッガ ・ハードウェア:リアルタイムエミュレータ「E6000」 パッケージは、100ピンプラスチックで0.5mmピンピッチのQFPおよびTQFPを準備しています。薄型のTQFPパッケージの使用により、システムの薄型化を図ることができます。 今後は、製品の更なる高速動作品やマスクROM品の開発等ラインアップの拡充を図ります。
■応用製品例
■価格 ■仕様 |
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以 上 |
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