ニュースリリース | ||||||
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2001年6月4日 | ||||||||||||||||
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株式会社日立製作所(社長:庄山 悦彦)は、米国Hewlett-Packard Companyと機器組込み型Java仮想マシンであるChaiVMに関し、これまでの日立製作所製品へのChaiVM搭載、使用実績をもとに、既締結のChai製品開発販売契約(ChaiVMの搭載、製品化ライセンス)に加え、ChaiVMとChaiVM関連ミドルウエアのライセンス販売が可能とする追加契約を行いました。 この契約をもとに、関連会社である株式会社日立超LSIシステムズ(社長:鈴木仁一郎)はSuperHTMマイコン(以下SHマイコンという)上で動作するChaiVM及び、ChaiVM関連ミドルウエアのライセンス販売を2001年7月以降開始します。 ChaiVMは、機器組込み型分野に特化したJava仮想マシンであり、組込み機器向けに小容量化(1.3MB以下)するとともに、クラスライブラリのサブセット化による更なるメモリ容量の最適化が実現でき、さらに、JavaスレッドをリアルタイムOSのスレッドにマッピングすることで、ガーベジコレクションやJavaアプリケーションのリアルタイム性が確保できるなどの特徴を持っています。また、ChaiVM関連ミドルウエアは、データの圧縮/伸張を行うChaiFreezeDry、Java実行速度の高速化を実現するTurboChai、組込み向けWebサーバであるChaiServer、XML対応WebブラウザーであるChaiFarer、ネットワーク管理ソフトであるChai/OpenView等のソフトウェアレパートリから構成されています。 お客様はこれらの製品を使用することにより、メモリ容量等、厳しい制限を持つ情報家電、OA機器、産業用オートメーションなどのネットワーク対応機器組込み分野でのJava応用製品の開発を容易に行うことが可能となります。 この最初の製品として、日立超LSIシステムズは、SH-3を搭載した同社製SHマイコン評価ボード「Solution Engine(R)(MS7709ASE01)」上で動作する組込みJava評価キットである『CyberJazz EngineTM for VxWorks(R)』を2001年7月から販売開始します。これにより、お客様はご購入直後からSHマイコン上で動作する組込みJavaの評価を開始することができます。さらに、日立超LSIシステムズは、お客様が開発されるSHマイコン搭載製品へのChaiVMのポーティング及び、ChaiVMのライセンス販売を2001年7月以降開始します。 また、日立製作所及び、日立超LSIシステムズは、Chai製品群を日立製作所のSHマイコンと各種OS上で最適動作するようにチューニングした上で、Chai製品群のバイナリ評価キットの販売と、お客様の製品へのChai製品群のポーティング・カスタマイズ及び、ライセンス販売を日本国内で行なうことを検討中です。 具体的には、ITRON(2001年10月販売予定)、Linux、Windows CE等の各種OSへの製品展開を行うとともに、SH-2、SH-4等の各種SHマイコンへの製品展開も行う計画です。さらに、Chai関連ミドルウエアは2001年秋以降に順次製品化していく予定です。これらの製品販売にあわせて、お客様の製品向けにカスタムLSI・FPGA設計、ボード設計、OSポーティング、アプリケーションソフト設計などの販売も行なう予定です。 日立製作所及び、日立超LSIシステムズは、今後ますます高機能化が要求される機器組込み分野において、お客様が短期間に製品を市場に供給できるように、Java実行環境の実装を含めたハードウエアからアプリケーションソフト設計まで、一貫したサポート体制をご提供いたします。 ■ホームページ ●日立超LSIシステムズ URL: http://www.hitachi-ul.co.jp/ ●日立製作所 URL: http://www.hitachi.co.jp/ ■商品名称等に関する表示
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