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2001年5月9日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本コロムビア株式会社 リップルウッド・ホールディングスL.L.C. 株式会社日立製作所 |
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日本コロムビア株式会社(以下コロムビア)、同社筆頭株主である株式会社日立製作所(以下日立)及びリップルウッド・ホールディングスL.L.C.が運営する投資組合であるRHJインダストリアル
パートナーズL.P.(以下リップルウッド)は、本日、コロムビアの会社分割、コロムビアによる第三者割当増資、リップルウッドの経営参画及び日立の支援などを含む資本提携によって、コロムビアの事業再生を図ることで基本合意しました。 音楽ソフト・オーディオ業界は近年、厳しい環境下にあり、コロムビアは業績向上に向けて高品質商品の創出や新規事業への進出などに取り組んできましたが、連結赤字経営から脱却し得ておりません。そこで、従来の枠組みにとらわれない抜本的な再生策を模索してきた結果、新しいグローバルな経営体制に基づく事業の再編成と財務体質の強化によって収益力の向上を確実なものにするため、今回の合意に至りました。本再生策は、本日開催されたコロムビア取締役会によって決議されました。 再生策の概要は次のとおりです。 [会社分割及び株式譲渡]
[第三者割当増資]
コロムビアは、この総額161億円を債務の縮減、運転資金、将来の投資資金などに充当し、増資後も抜本的な事業の再構築を通じて、さらに財務基盤の強化と資本効率の向上を図ります。 リップルウッドの企業再生のノウハウと経験を活かし、インセンティブ・プランなどの経営管理手法も積極的に導入します。 また、コロムビアは、今回のリップルウッドとの資本提携及び同社の経営参画を軸に、ハード事業とソフト事業を分離し、それぞれの事業特性に適した別々の経営体制の下で、より効率的かつ機動的に運営を行ないますが、音楽ソフト事業への集中と財務基盤の強化を柱とする事業再生計画を早急に策定し、新経営陣の下で事業の発展を図ることが最善の再生策と確信しています。 日立は、リップルウッド主導によるコロムビアの再生が着実に進展するものと確信し、 今後は第二位の株主として、側面支援を行います。 リップルウッドは、コロムビアには大きな潜在力があり、日立の支援を得ながら必要な経営資源の投入と新しいグローバルな経営手法によって再生と新たな発展ができると判断しています。リップルウッドのティモシー・コリンズ最高経営責任者は、「コロムビアの戦略的パートナーとして経営に参画できることを光栄に思っており、リップルウッドの持つあらゆる経営資源を投入して日立とともにコロムビアの再生に当たり、従業員、顧客、取引先及び株主の期待に応えたい」としています。 【リップルウッド社の概要】 リップルウッド・ホールディングスL.L.C.は、ニューヨークに本拠を置くプライベートエクイティ会社であり、RHJインダストリアル パートナーズL.P.を通じて日本での事業展開を行っています。リップルウッドは現在、世界中で約30億ドルのファンドを運用しており、ニューヨーク及び東京オフィスには40名を超えるプロフェッショナルを擁しています。成長の見込める会社に投資を行い、経営に積極的に参加し、企業価値を高めてキャピタルゲインを得て、それを金融機関や年金といった投資家に還元することを目的としています。既に経営再生に取り組んでいる新生銀行のほか、日本では5年間で約12億ドルの投資を行う予定です。 【新会社の概要】
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