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2004年2月16日
ワークスタイルの変化に対応し、迅速で柔軟な情報活用環境を提供する
「Groupmax Version 7」を発売
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下、日立)は、このたび、近年のワークスタイルの変化に対応し、従来の組織の枠を越えた情報共有やノウハウ活用を支援して、企業や組織での迅速で柔軟な情報活用環境を提供する「Groupmax Version 7」を2月17日から販売開始します。
  「Groupmax Version 7」は、従来、企業や組織で情報伝達・業務処理手段として利用されてきた電子メールやワークフローなどのグループウェア機能に加え、新規ビジネスの立ち上げ時などで組織横断型のプロジェクトチームが情報を共有・活用できるポータル環境をWeb上に提供します。また、出張先や在宅勤務時など、時間や場所を選ばずインターネット経由で業務に必要なファイルへアクセスすることが可能なファイル共有機能などを新たに設けています。

  近年、ブロードバンドやモバイル機器の普及により、企業においてはITを活用したオフィス外でのフィールド営業や在宅勤務など、時間や場所の制約を受けないワークスタイルが浸透しています。また、新商品や新サービスをより早く市場に投入するために、従来の日本型の縦割りの組織構造にとらわれず、複数の部門の人々がノウハウやアイディアを共有し活用することによって、業務上の課題を迅速に解決し目的を達成する組織横断型のチームによるプロジェクトなども浸透してきており、このようなワークスタイルの変化に対応しうる企業や組織の情報活用環境に求められるニーズは多様なものとなっています。

  Groupmaxは、1995年の販売開始以来、統合型グループウェアとして多くの企業に導入され、企業内のコミュニケーション環境としてメール・スケジュール管理機能や、稟議・発注処理の定型業務を電子的に行うためのワークフロー機能などを提供してきましたが、これらの機能に加え、今回、ワークスタイルの変化に伴う情報活用環境への様々なニーズに対応すべく、新たにWebポータルをベースとした情報活用機能を設けた「Groupmax Version 7」を製品化し提供するものです。

  「Groupmax Version 7」の主な特長は以下の通りです。

1.Webポータルをベースとした情報活用機能により、迅速で柔軟な情報活用が可能
情報活用ポータル製品「Groupmax Collaboration Suite」により、以下の点を強化しました。
(1) 組織横断型の情報活用の支援
従来の縦割り型組織の枠を越えたプロジェクトチームによる協働作業を円滑に行うための情報活用環境を専用のWebポータルとしてすぐに立ち上げられます。Webポータル上では、メール・スケジュール管理・ファイル共有・電子会議室などの各種機能で利用者に提供される情報のうち、チームやテーマに関連する情報とそれ以外の利用者の通常業務の情報とを自動的に選別し、関連する情報だけを分かりやすく集約された形で表示できるため、必要な情報への迅速なアクセスを可能にします。
(2) 時間や場所を問わない情報活用の支援
WebDAV(*1)規格をサポートしたファイル共有機能により、職場の自席PCから操作するのと同様に、時間・場所を問わず出張先のモバイル環境や自宅から、企業内のイントラネット上に存在する業務データファイルへアクセスでき、情報活用の利便性を向上します。また、プロジェクトチームのメンバー毎の権限に応じたアクセス制御も可能です。
(3) 利用言語の切り替えが可能
海外拠点の利用状況に合わせてWebポータル上のメニューやヘルプの表示を日本語/英語に切替えることが可能です。このため、日本語/英語別にサーバを準備したり、海外に専用サーバを新しく設置することなく、海外拠点でも国内と同様にWebポータル利用が可能です。
   
*1: WebDAV (World Wide Web Distributed Authoring and Versioning)
WebブラウザからWebサーバ上のファイルやフォルダの参照・更新などを可能にするHTTPの拡張規格

2.大幅な使い勝手の向上
画面デザインと操作性に統一感を持たせ、従来のGroupmaxから使い勝手を大幅に向上し、操作ボタン名称を「〜する」などユーザ操作の呼び名で統一することによって直感的な操作を可能にしました。また、メール・スケジュール機能のクライアントセット商品「Groupmax Groupware Client」では、従来のメール主題・受信者・送信者・日時などを対象とした条件検索機能に加え、メール本文中のキーワード全文検索機能や指定した日時以降に受信したメールのみを表示させるといったフィルタリング機能を新たに設けました。また、あるメールの返信・転送の状況や履歴がツリー状に一目でわかるスレッド表示機能も新たに設け、これらの新機能により、これまでメールの整理や検索にかかっていた作業を大幅に軽減でき、使い勝手の面からも活発な情報のやりとりを支援できます。

■主な新製品の価格・出荷時期
商品名 標準価格 稼働環境 出荷時期
Groupmax Collaboration Suite 312万9,000円〜
(税抜298万円〜)(※)
Windows 2000/Windows Server 2003 6月30日
Groupmax Groupware Client 12,600円〜
(税抜12,000円〜)
Windows XP/Windows 98 Second
Edition/Windows Me/
Windows NT 4.0/Windows 2000/
Windows Server 2003
4月28日
※サーバ1CPUライセンスおよび100ユーザライセンスを含みます

■他社商品名称に関する表示
Windows、Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。
WindowsRの正式名称は、MicrosoftR WindowsR Operating System、Windows NTRの正式名称は、MicrosoftR Windows NTR Operating Systemです。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

■製品ホームページ
  http://www.hitachi.co.jp/groupmax/
問合せ先
株式会社 日立製作所情報・通信グループ ソフトウェア事業部
企画本部 計画部[ 担当:村上、更田(ふけた) ]
244-8555神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
電話:045−862−8996 (ダイヤルイン)
以上
このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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