|
ニュースリリース |
|
|
|
印刷される方はこちらをご覧ください(PDF形式、28Kbyte) |
|
2004年2月9日 |
|
高信頼なWeb アプリケーション開発・実行環境を提供する
コラボレイティブE ビジネスプラットフォーム
「Cosminexus (コズミネクサス) Version 6」を発売 |
|
|
|
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下、日立)は、このたび、ライフスタイルの変化やインターネット技術の進化、各種の規制緩和への対応など、ビジネスモデルの速い変化に対応し、より高信頼なWebアプリケーション開発・実行環境を提供するコラボレイティブEビジネスプラットフォーム「Cosminexus Version 6」を2月10日から販売開始します。
今回製品化した「Cosminexus Version 6」では、日立が今までオンラインシステムで培ったデータ処理負荷分散やトランザクション流量制御などの高信頼性技術をJ2EE(*1)準拠の開発・実行基盤に適用したことにより、ミッションクリティカルな業務アプリケーション開発の経験の少ないJavaプログラマーも高信頼なWebシステムの開発が容易に行えるほか、電子会議室やワークプレースなど、既存の部門や組織間の壁を越えて柔軟かつ迅速な情報活用が行えるコラボレーション基盤などを新たに提供します。
*1:Java 2 Platform, Enterprise Edition:エンタープライズ向けのJava開発実行環境 |
近年のEビジネスを取り巻く環境には、ビジネスモデルの速い変化に対応すべく、今まで以上に短期間で高信頼なWebアプリケーション開発や、新規のビジネス立上げ時の組織間の柔軟かつ迅速な情報共有と活用、既存システム間の連携など、さまざまな課題が存在します。これらのニーズに対応する施策として、Webアプリケーション開発については、生産性が高くプラットフォームに非依存なJavaによる開発が浸透していますが、一方で、Java技術者には若年層が多く、従来のオンラインシステムなどの高い信頼性が要求されるシステムの開発経験が比較的少ないことから、短期間でかつ高信頼なWebアプリケーションの開発が課題となっています。また、新規ビジネスの立上げ時には、各部門のノウハウを共有・活用・結集できる環境で迅速な意思決定を支援できることなどが重要なポイントとなっています。
日立は永年にわたり、オンラインシステムのトランザクション流量制御など高い信頼性が要求される分野で技術を培ってきましたが、Webシステム開発の生産性と高信頼性を両立し、ビジネス変化に対応すべく、「Cosminexus Version 6」ではトランザクションモニタ製品「OpenTP1」で実績のある高信頼技術をJ2EE準拠の開発・実行基盤に適用し提供します。また、「Cosminexus Version 6」では、既存の組織の枠を越えてノウハウを結集する必要のある業務を支援する電子会議室などのコラボレーション基盤や既存システム間連携製品なども提供します。
「Cosminexus Version 6」の主な強化ポイントは以下の通りです。
1. オンラインシステムの技術を適用した高信頼なWebアプリケーション開発が可能 |
|
Webアプリケーションサーバ「Cosminexus Application Server Version 6」は、「OpenTP1」で実績のあるトランザクション流量制御や優先制御などのスケジューリング処理をJ2EE基盤に適用したことにより、大量のアクセス集中や予測を超えた急激なサーバ負荷の変動などにも対応でき、高信頼なWebアプリケーション開発が可能となります。また、JavaVM(*2)監視機能を新たに追加し、従来は所要メモリの見積もりやシステム障害時にログの目視による解析が必要だった作業に対し、専用のグラフィカルな画面でメモリの使用状況をビジュアルに表示することで、見積もりや解析作業の効率化が可能です。
*2:Java Virtual Machine:Javaアプリケーションの実行基盤 |
|
2.コラボレーション基盤で組織間のノウハウ共有や素早い意思決定を支援 |
|
新規ビジネスの立上げ時など、既存の部門の枠を越えた組織(コミュニティ)によるノウハウ共有や共同作業のための手段として、新たにコラボレーション基盤「Cosminexus Collaboration Suite」を提供します。「Cosminexus Collaboration Suite」は、Web画面上にビジネス上の懸案の解決期限や進展状況を表示し、未解決の問題の停滞や、議論の発散を防止する課題解決型の電子会議室機能、個人用・コミュニティ共用と使い分けられるWeb画面上の仮想的なワークプレース(作業空間)機能、これらの機能と連携し、コミュニティのメンバーを登録すればすぐに共同作業が始められ、カスタマイズも可能なコミュニティ管理機能などを企業ポータル上に提供し、業務ノウハウの共有や素早い意思決定を支援します。 |
3. 既存システムとの連携や開発の効率化など幅広いニーズに対応 |
|
(1) |
既存システムとの連携 |
|
|
SAP R/3とメインフレーム、データベースアプリケーションなどとの連携を行い、各システム間に閉じて活用されていた業務データをシステム間で利用可能とする「Cosminexus ERP Integrator」を新たに提供します。 |
|
(2) |
開発支援製品 |
|
|
既存のWebアプリケーション資産をプログラミングレスで再利用可能とする「Cosminexus Leap」を新たに提供します。 |
|
(3) |
他社アプリケーション開発環境連携製品 |
|
|
「Cosminexus Developer Version 6」は、著名なオープンソースのJava開発環境Eclipseなどとの連携により、プログラミングからデバッグまでの一連の作業を支援し、オープンソースフレームワークStrutsを対象としたソースコードの自動生成をサポートできます。これにより、開発者が有するノウハウやスキルをそのままCosminexusによるアプリケーションの開発に活用していくことが可能です。 |
商品名 |
標準価格 |
稼働環境 |
出荷時期 |
Cosminexus Application Server Version 6 |
120万円〜 |
Windows 2000、Windows Server 2003
HP-UX、AIX、Linux、Solaris |
4月28日 |
Cosminexus Collaboration Suite |
258万円〜 |
Windows 2000、Windows Server 2003 |
6月30日 |
Cosminexus ERP Integrator |
450万円〜 |
Windows 2000、Windows Server 2003
AIX、Linux |
4月28日 |
Cosminexus Leap |
100万円〜 |
開発環境:
Windows 2000、Windows XP
実行環境:
Windows 2000、Windows Server 2003 |
4月28日 |
Cosminexus Developer Version 6 |
15万円〜 |
Windows 2000、Windows XP |
4月28日 |
|
■他社商品名称に関する表示 |
・ |
Windowsは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。 |
・ |
Windows(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) Operating Systemです。 |
・ |
Java及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun
Microsystems,Inc.の登録商標です。
|
・ |
SAPおよびR/3は、SAP AGのドイツおよびその他の国における登録商標または商標です。 |
・ |
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 |
|
|
|
問合せ先 |
|
株式会社日立製作所情報・通信グループ ソフトウェア事業部
企画本部 計画部[ 担当:村上 ] |
〒244-8555神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 |
電話:045−862−7279(ダイヤルイン) |
|
|
以上 |
|
このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。 |
|
|
|
|