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ニュースリリース |
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2003年11月19日 |
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株式会社日立製作所 日立電線株式会社 |
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誤差1〜3メートルの高精度な位置検知を実現する
無線LAN位置検知システム「日立 AirLocationTM」を提供開始 |
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株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:庄山悦彦、以下 日立)と日立電線株式会社(東京都千代田区、執行役社長:佐藤教郎、以下 日立電線)は、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能を搭載した情報端末の位置を、屋内・屋外の双方で誤差1〜3mの高精度で特定することを可能にした、無線LAN位置検知システム「日立AirLocationTM (エア・ロケーション)」を共同開発し、11月20日から提供を開始します。
近年、船舶・航空機・自動車・歩行者などの移動体の現在位置を特定したいというニーズが高まり、GPS*1やPHSなどの無線技術を利用したナビゲーションシステムが開発され、広く普及しています。これらの無線技術は移動体のナビゲーションシステムだけでなく、さまざまな業種向けの位置情報ソリューションとしても活用されていますが、倉庫や工場内におけるフォークリフトやパレットの管理など、従来の無線技術では対応が困難な屋内エリアにおける高精度な位置検知ニーズが高まりつつあります。
*1: |
GPS=Global Positioning System(汎地球測位システム) |
一方、施設内のどこからでも必要な情報にアクセスできる利便性を提供するユビキタススポット*2化により、オフィスにおいては業務効率の向上、店舗・公共施設などにおいては顧客満足度の向上による集客数の増加を図りたいというニーズが高まり、無線LANの導入が進んでいます。
*2: |
ユビキタススポット=ホテルや、カフェなどの多拠点型店舗、駅や空港といった公共空間、移動中の車内、および、自宅など、これまで生活の場と考えていた企業外の場所が、ネットワーク化によりビジネスの現場へと拡大した空間のこと(日立の造語) |
このような市場動向を踏まえ、日立はユビキタス情報社会のインフラのキーとなる無線LANに着目し、無線LANを利用した高精度な位置検知技術の研究に取り組み、昨年10月に中央研究所にて基礎技術の開発に成功しました。今回発表のシステムは、本技術をベースに、サーバや端末などのITソリューションベンダーである日立が位置検知プログラムを、ネットワーク機器や配線システムなどのイーサネット(R)ソリューションベンダーである日立電線が無線LAN基地局を開発し、両社が協力して「日立AirLocationTM」を提供するものです。
本システムは、屋外での測位はもちろんのこと、GPS方式では対応できなかった屋内での測位も実現しています。また、従来のGPSによる位置精度は誤差10メートルでしたが、本システムではTDOA*3測定に基づく三辺測量を行うことにより、誤差1〜3メートルという高精度な位置検知を可能にしています。
*3: |
TDOA=Time Difference of Arrival(到来時間差) |
今回発表のシステムは、日立と日立電線の両社での販売に加え、GPSソリューションを提供している 株式会社日立産機システム(本社:千葉市美浜区、取締役社長 椎木 清彦)などのソリューションパートナーを通じて販売します。
日立グループは今後も、ユビキタススポット向けの位置検知ソリューションを提供するために、「日立AirLocationTM」の適用システムの拡大に向けたマーケティング活動やシステム販売、および新規ソリューションの開発・提案を行ってまいります。
システム名称 |
価格 |
出荷時期 |
日立AirLocationTM |
個別見積 |
11月20日 |
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【参考】価格イメージ(最小システム):500万円〜 |
項目 |
概要 |
数量 |
ハードウェア |
管理サーバ |
システム管理用サーバ |
1 |
位置検知サーバ |
端末の位置情報算出用サーバ |
AirLocationTM基地局 |
位置検知機能を備えた専用の無線LAN基地局 |
5 |
無線LAN端末 |
無線LAN機能(IEEE802.11b)を備えたPC、PDAなど |
10 |
位置応用端末 |
位置情報を利用する端末 |
1 |
ソフトウェア |
AirLocationTMエンジン |
・ |
管理サーバプログラム |
・ |
位置検知プログラム(10クライアントライセンス付) |
・ |
動作確認ユーティリティ |
・ |
サンプルクライアントプログラム |
・ |
クライアント開発キット |
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1 |
サービス |
AirLocationTMシステム
ソリューションサービス |
・ |
導入コンサルテーション |
・ |
基地局設置作業 |
・ |
動作確認サービス |
・ |
ユーザデータ作成代行サービス |
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1 |
AirLocationTMシステム
問い合わせサービス |
・ |
操作方法に関する問い合わせ |
・ |
セットアップ、構成変更に関する問い合わせ |
・ |
障害発生時の問い合わせ |
・ |
「AirLocationTMエンジン」の無償バージョンアップ |
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1 |
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・AirLocationTM 基地局 |
・システム構成 |
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■新製品の特徴 |
5台の基地局と端末間を伝搬する無線LAN信号を利用した三辺測量を行うことにより、以下の
特徴を実現します。
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(1) |
屋内エリアでの位置検知が可能 |
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従来のGPSは屋外エリアが対象であったのに対し、屋内・屋外の双方での測位が可能。 |
(2) |
誤差1〜3mの高精度な位置検知が可能 |
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管理サーバのタイミング制御と測量計算により、3メートル以内の位置精度で検知可能。 |
(3) |
長距離用途の位置検知が可能 |
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オフィスでは30〜50メートル、工場では60〜100メートルの測定範囲での長距離用途の
位置検知が可能。
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場所 |
用途 |
物流・倉庫内 |
パレットの入出庫/位置管理、フォークリフトの位置管理 |
企業オフィス内 |
端末のアクセス位置管理によるフィルタリング |
駅・空港・地下街等 |
公衆無線LANを利用した歩行者位置ナビゲーションサービスの提供 |
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■商標注記 |
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AirLocation、ユビキタススポットは、株式会社日立製作所の商標です。 |
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インテル, Pentiumは、米国およびその他の国における、Intel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。 |
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Microsoft,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。 |
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イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。 |
・ |
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。 |
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以上 |
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このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。 |
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