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2003年5月13日
株式会社 日立製作所
マイクロソフト株式会社
日立、マイクロソフトが
Microsoft® SQL ServerTM Enterprise Edition(64-bit)をベースとした
64bitシステム環境での共同検証を実施
―Itanium®2プロセッサ搭載8wayサーバHA8500/630をストレージと組み合わせた環境において
高いスケーラビリティを確認―
株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦、以下 日立)とマイクロソフト株式会社(代表取締役社長:阿多 親市、以下 マイクロソフト)は、2003年2月から3月にかけて、マイクロソフトの64bit OSであるMicrosoft® Windows ServerTM 2003 ファミリ日本語版(以下、Windows Server 2003)、Microsoft SQL ServerTM 2000 Enterprise Edition(64-bit)(以下、SQL Server)および、日立のItanium®2プロセッサ搭載サーバ HA8500シリーズ、高性能・高機能ストレージ SANRISEシリーズを中心とした64bitシステム環境において、共同技術検証を実施し、32bitシステム環境から64bitシステム環境への移行の容易さ、および高いスケーラビリティを確認しました。

 Windows Server 2003の登場により、様々なWindows®ベースソフトウェアの64bit化が推進され、Itanium®2プロセッサ搭載のサーバとともに大企業を中心としたエンタープライズシステムへの採用が増加してくると予想されます。
 このような状況において、サーバとOSだけでなく、ストレージまで含めた環境、すなわち実運用を想定したシステム構成で様々な検証を実施し、お客様のシステム移行をスムーズに行なうための準備を整えておくことは極めて重要です。

 この共同検証プロジェクトでは、マイクロソフト調布技術センターにおいて、Itanium®2プロセッサ搭載8wayサーバHA8500/630に高性能・高機能ストレージSANRISEシリーズを2Gbps Fibre Channel で接続したサーバ/ストレージ統合環境を準備し、その上でフェイルオーバークラスタ構成やディザスタリカバリに対応するウォームスタンバイサーバ構成など、お客様の実運用環境に近い構成で各種の動作/スケーラビリティの確認を行いました。この結果、HA8500/630とSQL Serverの組み合わせで高いスケーラビリティを達成できること、既存の32bit SQL Server環境から64bit SQL Server環境に、様々な方法で容易に移行できることを確認しました。

 今後、お客様のSQL Serverシステムを32bit環境から64bit環境に移行する際に、この共同検証および今後実施する製品版ソフトウェアを用いた検証での様々な情報/ノウハウを活用し、最適なシステムを迅速にかつ安全に実施します。
 また、本検証結果の一部を5月15日、16日に東京国際フォーラムにて開催される「the Microsoft® Conference + expo 2003」において紹介するとともに、本検証結果を元にホワイトペーパーを作成し、2003年6月初旬に両社のホームページを通じて公開する予定です。

 

■検証内容詳細
1.SQL Serverシステムの32bitから64bit環境への移行性の確認
 32bit SQL Serverで構築された既存のデータベースを、Fibre Switchの接続および設定の変更で64bit SQL Serverからアクセス可能であることを確認しました。

2.32bitクラスタと64bitクラスタとのウォームスタンバイサーバ構成の確認
 32bit SQL Serverをプライマリサーバ、64bit SQL Serverをスタンバイサーバとして、ログ配布によるウォームスタンバイサーバ構成を構築し、ロールの変更を確認しました。また、64bit SQL Serverをプライマリサーバ、32bit SQL Serverをスタンバイサーバとする場合においても、ログ配布によるウォームスタンバイサーバ構成を構築し、ロールの変更を確認しました。

3.スケーラビリティの確認
 Itanium®2プロセッサ搭載サーバHA8500/630(8way)にWindows Server 2003およびSQL Serverを搭載した環境にて、大容量メモリが有効となる意思決定支援システムを例にメモリ容量(4GB〜64GB)、プロセッサ数(〜8CPU)が与える影響を、単位時間あたりに処理できる分析クエリー数を測定することにより確認しました。その結果、プロセッサ数やメモリ容量の増加により処理性能がスケーラブルに向上することを確認しました。

4.SANRISEシリーズの自動バックアップ機能の確認
 日立のストレージ管理ソフトウェア JP1/HiCommand Protection Manager(Windows Server 2003対応評価版)のスナップショットバックアップ機能、およびSANRISEのShadowImage機能を利用してWindows Server 2003、 64bit SQL Server のMSCS(Microsoft® Cluster Server)環境下でのSQLデータベースのホットバックアップ、リストアの技術的確認をしました。
 なお、SANRISEおよびJP1/HiCommand Protection Managerについては、Windows Server 2003の正式サポートに向け検証継続中です。

5.検証構成
●64bitサーバ:HA8500/630(インテル® Itanium®2 プロセッサ 1GHz 8way)×2台(MSCS構成)
●32bitサーバ:HA8000/270(インテル® XeonTM プロセッサMP 1.6GHz 4way) ×2台(MSCS構成)
●高性能・高機能ストレージ: SANRISE 9970×1台(2Gbps Fibre Channel接続)、
SANRISE 9570×1台(2Gbps Fibre Channel接続)

 

■他社商標注記
インテル、Itanium、Xeonは、米国およびその他の国における、Intel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

 

■取扱事業部・照会先
<日立>
  株式会社日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ
    ソリューション統括本部 マーケティング部 【担当:福岡】
  〒140−0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号 大森ベルポートD館
  電話03−5471−2942(ダイヤルイン)
<マイクロソフト>
  マイクロソフト株式会社 インフォメーションセンター
  電話03−5454−2300(東京)
  電話03−6347−9300(大阪)
以上
このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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