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2001年3月9日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
グローバルセンター・ジャパン株式会社 日立ネットビジネス株式会社 株式会社日立製作所 |
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グローバルセンター・ジャパン株式会社(以下グローバルセンター・ジャパン、 代表取締役社長:岡田 智雄)、日立ネットビジネス株式会社(以下 HnB、取締役社長:片岡 雅憲)
および株式会社 日立製作所 通信・社会システムグループ(以下 日立、グループ長&CEO:林將章)は、 各社のインターネットデータセンタ(iDC)内にIPv6接続環境「IPv6インターネットデータセンタ
(以下IPv6センタと略)」を構築し、IPv6先進ユーザの試行実験を3月中旬より開始します。尚、試行および 本格サービスを支援するIPv6ネットワーク環境の提供は4月上旬の開始を予定しています。
政府 新IT戦略本部が構築した「e-Japan戦略」の中で、次世代インターネット通信手順であるIPv6をベースとした「高速なインターネット環境」構築が提案・推進されています。 グローバルセンター・ジャパン、HnB、および日立は、IPv6によるネットワーク環境が新しい社会インフラにおいて重要度が今後より一層増すことを深く認識し、iDCの基幹サービスとしてIPv6のネットワーク環境を構築するということで、協業することとしました。 現在グローバルセンター・ジャパンとHnBは、サーバ等をIPv4のネットワーク環境下において提供してきました。しかし、IPv4のネットワーク環境において、次のような問題点が指摘されています。
今回のIPv6のネットワーク環境を提供することにより、iDCを利用される方にとってより広範囲なアドレスの利用、インターネット電話のようなエンド・エンド間通信形態のサービス、さらにIPv6では標準仕様であるセキュリティ機能が容易な設定で利用できるため新たなパートナー企業とのエンド・エンド間のセキュア通信のスピーディな開始を容易に実現できるネットワーク環境が提供・準備されることになります。 また、ネットワークの運用にとってはネットワーク機器の経路テーブルの肥大は安定運用を脅かす一つのファクターです。この問題点を解決する階層化アドレスアーキテクチャーが、IPv6の仕様として提案されており、これを活用することで、さらなる安定した運用を実現していきます。 グローバルセンター・ジャパンは、今回のIPv6ネットワーク環境の実現にあたり、WIDE(Widely Integrated Distributed Environment)プロジェクト(慶應義塾大学:村井 純教授)が推進しているKDDI大手町のNSPIXP6(Network Service Provider Internet eXchange Point 6) にIPv6およびIPv6 over IPv4で直接、高速接続していきます。 今回のIPv6センタ環境の提供を開始するにあたり、グローバルセンター・ジャパンの岡田 智雄代表取締役社長は、「わが国最初のIPv6環境を備えた専業タイプのデータセンタとして、今後お客様と共に積極的に試行サービスに取り組んでいきます。また、この試行サービスがIPv6の本格展開に役立つことを期待しています。」と語っています。 なお、NSPIXP6と大手町のIPv6センタ間のIPv6ネットワーク接続や、大手町IPv6センタ内のIPv6ネットワーク環境構築等は、IPv6についての先進技術を持つ株式会社 インターネット総合研究所(IRI)がコンサルテーションを担当しています。 HnBは、HnB大手町センタはNSPIXP6との接続を利用し、HnB横浜センタはIPv6をサポートする ISPを利用してIPv6ネットワークへの接続をそれぞれのIPv6センタで実現します。特に、HnB横浜センタは来場型のiDCであるため、IPv6試行・実験ユーザが直接現場で実験等を進めていくことが可能です。 日立は、日本で先行的に開発したIPv6処理を高速・高信頼で実現するIPv6対応の日立ギガビットルータ「GR2000」を提供します。日立IPv6 対応「GR2000」IPv6ルータは、現在普及しているIPv4のインタネット環境をIPv6でのインタフェースで利用できるようにする先進技術である「IPv6 over IPv4トンネリング」やマルチキャスト等もサポートしており、今後の新サービス構築の要としてさらに拡張していく計画です。 なお、今後3社では、今回のIPv6センタのネットワーク構築と先進的なIPv6ユーザの利用に積極的に対応することにより、先進的な次世代インターネット環境、最適なサービスを逐次開発し、提供していく予定です。 IRIと日立は、今後このIPv6センタでの先行ユーザに対するコンサルテーションやシステムインテグレーションを提供することにより、IPv6対応のネットワーク、サーバ及びアプリケーション構築のノウハウを蓄積し、IPv6ソリューションとしてキャリア、xSP、iDC及び企業、官公庁ユーザ等への積極的な提案・提供を具体的に検討しています。 今後、3社はIPv6ネットワーク環境を次世代社会インフラとすべく、普及・高度化にさらに貢献していく考えです。 ■IPv6ネットワーク環境の提供サービス(4月上旬開始予定): 各社の既存iDCにおいて、IPv6接続サービス(仮称:IPv6のネットワーク接続ポートの提供)とIPv6向けサーバ、アプリケーションのハウジングやホスティング等のサービスを提供します。(価格等の詳細は後報。) ■補足説明: インターネットの飛躍的普及は、通信機器の住所とも言われている現行インターネット・プロトコル(IP: Internet Protocol)「IPv4」のIPアドレス(4バイト、32ビットで約43億個)の不足をもたらし、ネットワークの運用・拡張の制限といった問題も発生してきています。 このため、膨大なIPアドレスをもち、セキュリティや優先制御、自動構成等の高度な機能を持つ次世代IP「IPv6」への共存・移行が求められています。 IPv6(Internet Protocol Version 6): 現在のインターネットプロトコル IPv4 (Internet Protocol Version 4)を拡張・高機能化した次世代インターネットプロトコルでアドレスが16バイト、128ビット(約 3.8×10の38乗個)分ある。 ■会社概要:
■他社商標に関する表示
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以 上 |
WRITTEN BY Corporate Communications Division |