日立製作所 デジタルメディアグループ（グループ長＆ＣＥＯ：藤森 好則）は、世界で
初めてビジュアルサイズ３２型（映像表示サイズが３２型。以下３２Ｖ型と略す）を実現
し、しかもハイビジョン解像度を持つプラズマテレビ「Ｗ３２−ＰＤ２１００」を
４月１０日から、ＢＳデジタルハイビジョンプラズマテレビ「Ｗ３２−ＰＤＨ２１００」
を６月１１日から発売します。
今回、日立は世界で初めて３２Ｖ型のプラズマテレビを製品化しました。採用したプラ
ズマディスプレイパネル（以下ＰＤＰ）は３２Ｖ型のＡＬＩＳ（Alternate Lighting
Surfaces Method）方式ハイビジョン対応プラズマディスプレイパネル（以下ハイビジョ
ンＰＤＰ）です。水平方向８５２画素、垂直方向１０２４画素で構成され、ビジュアルサ
イズで３２型（画面寸法対角８２cm、ブラウン管テレビ３４型相当）を実現し、これまで
ＰＤＰでは困難とされてきたこのサイズでの高精細ハイビジョン表示を初めて可能にしま
した。「Ｗ３２−ＰＤ２１００」は、ＢＳデジタルハイビジョンチューナーを接続するこ
とでデジタルハイビジョン映像を高精細のまま再生できるプラズマテレビです。
「Ｗ３２−ＰＤＨ２１００」は、ＡＶＣステーションにＢＳデジタルチューナーを搭載
したＢＳデジタルハイビジョンプラズマテレビです。
尚、本機はモニター部とチューナー及び映像処理回路を搭載したＡＶＣステーション
（Audio Visual Control Station）とを独立させ、モニター部とＡＶＣステーションを
部屋のレイアウトに合わせて好きな場所に設置することができ、プラズマテレビの特長で
ある薄型（奥行き９ｃｍ）のメリットを十分に活かしています。
■ 型式・価格
| タイプ | 画面
サイズ | 型 式 | 発売日 | 希望
小売価格 | 当初
生産台数 |
| プラズマテレビ | ＊
32Ｖ型 | Ｗ３２−ＰＤ２１００ | ４月１０日 | オープン | 合計5,000台/月 |
BSデジタル
ハイビ
ジョンプラズマ
テレビ | Ｗ３２−ＰＤＨ２１００ | ６月１１日 | オープン |
＊：ビジュアルサイズ（映像表示サイズ）が３２型（画面寸法対角８２ｃｍ）です。
ＰＤＰは薄型・軽量・高輝度・広視野角を特長として５０型や４２型の画面サイズを中
心に多人数にアピールする事を目的とした業務用途からスタートし、近年では一般家庭用
プラズマテレビとしての需要が増え始め、徐々にその市場を拡大していますが、一般家庭
用プラズマテレビとして浸透させるためにはＰＤＰの小型化が急務の課題でした。日立は
ＰＤＰが将来の表示デバイスの本命になると考え、一般家庭へのプラズマテレビの普及を
加速する事を目的とし、「３２Ｖ型のハイビジョンＰＤＰ」をテレビに採用した「Ｗ３２
−ＰＤ２１００」「Ｗ３２−ＰＤＨ２１００」を発売します。
本製品の発売により、これまでブラウン管テレビでは解決のできなかった薄型を実現し
ながら、テレビの大画面化および高精細化を促進できるものと考えます。
また、プラズマテレビの特長である薄型・軽量のメリットを活かし、リビングのインテ
リアに合わせた多様な設置ができるように壁掛けユニット、モバイルスタンド、オープン
スタンド、サイドラック、ローボートラックなどの専用スタンドを準備しており、ホーム
シアターシステムを含めたテレビライフを楽しんでいただく提案も同時に訴求していきま
す。
日立はデジタルハイビジョン放送時代には、これらの放送に対応する高精細なプラズマ
テレビのラインアップ拡充が必須と考え、今回発表した３２Ｖ型プラズマテレビ２機種に
加えて、３７Ｖ型（画面内寸法対角 ９５ｃｍ）のハイビジョンＰＤＰを採用したプラズマ
テレビも順次製品化し、プラズマテレビの市場拡大を図っていく考えです。
今回、日本市場向けに開発したプラズマテレビのモニター部本体は海外市場への展開を
視野に入れワールドワイド設計を実施しており、海外向けではＡＶＣステーション部の一
部のシステム変更で対応します。今後、欧州市場を足がかりに北米市場を含めワールドワ
イドでプラズマテレビの新しい市場の創生を目指していく考えです。
■ ホームページアドレス
テレビ関連商品 URL:http://av.hitachi.co.jp/
以上
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