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平成12年10月26日
薄型で従来機と同容量を実現した
OEM市場向け3.5型磁気ディスク装置を発売
−厚さ25.4mmで、73.9ギガバイトの大容量を実現−
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  日立製作所 情報コンピュータグループ(グループ長&CEO 加藤孝雄)は、サーバ・ワークス
テーション向けに、従来製品の約2.3〜2.8倍の記録密度を実現した25.4mm厚の3.5型磁気ディス
ク装置「DK32DJ-72」「DK32DJ-36」「DK32DJ-18」を10月31日から発売します。
  「DK32DJ-72/36/18」は、それぞれ73.9/36.9/18.4ギガバイトの記憶容量を実現しました。

  今回発売する新製品の特徴は、次のとおりです。
1.小型・大容量化を実現
  GMR*1ヘッドと新たに開発したMEEPRML*2信号処理等の高記録密度技術を組み合わせたこと
により、「DK32DJ-72/36」では従来製品の約2.3倍*3の記憶密度で73.9/36.9ギガバイトに、
「DK32DJ-18」では従来製品の約2.8倍*4の記憶密度で18.4ギガバイトの大容量を実現し、3.5
型磁気ディスク装置としては、トップレベルの記憶容量を達成しています。
    *1:GMR:Giant Magnetoresistive (巨大磁気抵抗)
    *2:MEEPRML:Modified Extended Extended Partial Response Maximum Likelihood
       (隣接する波形の相互干渉による波形の歪みを予測し補正を加える信号処理方法である
        PRMLに改良を加えたもので、より高い記録密度を実現する信号処理技術)
    *3:平成12年3月に製品化した「DK32CJ-72」(41.3mm厚、記憶容量73.9GB)と「DK32DJ-72」
        の比較による。
    *4:平成12年3月に製品化した「DK32CJ-18」(25.4mm厚、記憶容量18.4GB)と「DK32DJ-18」
        の比較による。

2.高性能化を実現
  毎分10,025回(10,025rpm)の高速回転により、内部データ転送速度(媒体記録再生時)は、最
大74メガバイト/秒(「DK32DJ-72/36」)を実現しました。また、高速・高精度位置決め機構
を採用することで、平均シーク時間を4.9ミリ秒(読取り時)に短縮*5しました。さらに、高速
インタフェースであるFC-AL(Fibre Channel - Arbitrated Loop)、とUltra160のSCSIをサポ
ートすることにより、上位ホスト機とのデータ転送速度は、FC-ALで最大200メガバイト/秒、
Ultra160のSCSIで最大160メガバイト/秒となりました。
    *5:平成12年3月に製品化した「DK31CJ」(平均シーク時間5.7ミリ秒(読取り時))との比較
        による。

3.高性能/高機能の大容量キャッシュを採用
  ルックアヘッドキャッシュ*6及びライトイミディエイトキャッシュ*7機能付きの4メガバイト
  のキャッシュメモリの採用により、データ処理の高速化を図っています。
    *6:ルックアヘッドキャッシュ:連続データ等あらかじめ予想されるデータを前もってバッ
       ファ(キャッシュ)に読み出 しておき、次にそのデータがアクセスされた時に高速にデ
       ータをホストに転送する機能。
    *7:ライトイミディエイトキャッシュ:バッファ(キャッシュ)に書込んだ時点でホストの
       アクセスを完了させ、ディスクの書込み動作はバッググランドで実行することにより、
       ホストのI/O処理時間を短縮する機能。

4.高信頼性を実現
  デジタル制御の採用と、LSIの統合により部品点数を大幅に削減し、高い信頼性を実現しま
した。また全機種ともS.M.A.R.T*8機能のサポートにより、データの信頼性を向上しています。
    *8:S.M.A.R.T.:Self Monitoring Analysis and Reporting Technology(ドライブ
        の動作をモニターし、潜在する様々な不具合について早期に警告を出す自己診断シス
        テム)
■価格・出荷時期 型名容量厚さOEMサンプル価格出荷時期
DK32DJ−7273.9GB25.4mmオープン平成13年第1四半期
DK32DJ−3636.9GB25.4mmオープン平成13年第1四半期
DK32DJ−1818.4GB25.4mmオープン平成13年第1四半期

■ 主な仕様(注1)
項 目 型式仕様
73.9GB36.9GB18.4GB
記憶容量(フォーマット有り)DK32DJ-72DK32DJ-36DK32DJ-18
平均シーク時間(リード)4.9ms
平均回転待ち時間2.99ms
ディスク回転数毎分10,025回転(10,025rpm)
記録方式MEEPRML
インタフェースUltra 160 68-pin Wide
80-pin SCA-2
FC-AL 40-pin SCA-2
データ転送
速度
(コントローラ)
Ultra 160 SCSI最大160MB/s
Fibre Channel最大200.0MB/s
データバッファ容量4MB
キャッシング機能ルックアヘッドキャッシュ/
ライトイミディエイトキャッシュ
タグドコマンドキューイング合計110コマンド/ドライブ
使用条件温度動作時 5〜55℃;
非動作時 -40〜70℃
湿度動作時 5〜90%;非動作時 5〜90%
(最大湿球温度:29℃)
外形寸法 (W×D×H) mm101.6x146x25.4
質量約0.75kg約0.73kg約0.64kg
消費電力(Idle時、SCSI)11W9W7W
省エネ法に
関する表示
エネルギー消費効率(SCSI)
(注2)
0.150.240. 38
省エネ法に基づく区分C
(注1)仕様は予告なく変更することがあります。
(注2)エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を
     省エネ法で定める記憶容量で除したものです。




                                                                         以 上




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