日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO:石橋 正、以下日立)とSanDisk
Corporation(社長兼CEO: Eli Harari、以下サンディスク社)は、多値フラ
ッシュメモリの特許クロスライセンス契約を締結しました。今回の契約は、既存の特許ク
ロスライセンス契約範囲を広げ、両社の多値フラッシュメモリ特許についてのライセンス
契約となっています。
今回の新たな合意により、日立とサンディスク社は、お互いの2値、および多値のフラ
ッシュメモリに関する特許を、原則として自由に使えるようになります。さらに日立は、
フラッシュメモリの生産量の一部をサンディスク社に供給します。
フラッシュメモリは、デジタルカメラやポータブル音楽プレーヤ、ハンドヘルドPC等
の各種端末機器・情報機器のストレージメディアとして普及しており、これらの機器の録
音・録画の長時間化や画像データの高精細化に伴い、更なる大容量化へのニーズが高まっ
ています。多値フラッシュメモリ技術を活用することにより、従来の2値の製品と同じメ
モリセル数で2倍のデータ容量を保持することが可能になり、こうした様々な用途におけ
る大容量化のニーズに対応することができます。
今回の合意により、両社は有益なビジネス関係を築くとともに、フラッシュメモリ技術
を新たなアプリケーションに展開し、フラッシュメモリ事業の更なる拡大を図っていきま
す。
以上
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