株式会社日立製作所(以下、日立)と米国ラムバス社(Rambus Inc.)は、6月22日
(米国時間)、シングルデータレート(SDR)SDRAM、ダブルデータレート(DDR)
SDRAMおよび、これらのメモリと接続されるコントローラに関するラムバス社の特許
を日立にライセンスすることで合意しました。この特許ライセンス契約の締結により、日
立とラムバス社との間で争われていた米国国際貿易委員会(ITC)での関税法337条
調査、米国連邦地方裁判所でのラムバス社による特許訴訟および日立による独禁法等に基
づく反訴、ドイツ地方裁判所でのラムバス社による特許訴訟の全ては、終了することにな
ります。
日立は1992年にラムバス社の所有するラムバス技術を導入して以来、ラムバス社と
友好的な関係を維持していましたが、ラムバス社が本年1月、SDR SDRAM、DDR
SDRAM、およびSuperHシリーズ・マイクロプロセッサ製品を対象とした特許侵
害で提訴したのをはじめ、米国ITCへの調査申し立て、ドイツでの特許訴訟をおこし、
両社は係争関係にありました。しかしながら、この度日立は、SDRAM、SuperH
シリーズ・マイクロプロセッサ製品等に関して特許ライセンスを受けることに同意しまし
た。
本特許ライセンス契約の締結で係争を早期に解決することにより、今後もラムバス社と
の友好関係を維持し、日立半導体ビジネスにおけるシステムLSIおよびメモリ事業の更
なる拡大を図ります。
以上
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