日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 石橋 正)は、このたび、急拡大するシス
テムLSI市場の需要に対応するため、山梨県の甲府製造本部に約100億円の投資を行い、
新たに製造ライン(K6ライン)を建設することを決定しました。
システムLSI市場は、パソコンおよびその周辺機器を中心とした情報機器と、携帯電話
の需要が好調に推移し、堅調な伸びが続いています。今後も情報機器、通信機器向けなど全般
的に電子機器需要は強く、引き続きシステムLSI需要の拡大が見込まれます。
当社は、システムLSI製品を茨城県ひたちなか市のLSI製造本部をはじめ、国内外の生産
拠点で生産していますが、旺盛な半導体需要に応えるため、甲府製造本部にK6ラインを新設し、
生産能力強化を図ることにしました。当社では、建家の建設および生産設備等に約100億円を
平成12年度に投資します。
当社は、平成9年2月に甲府製造本部の隣接地、約23,900平方メートルを山梨県から
取得しており、K6ラインはこの土地に建設します。クリーンルームは1フロア当り6,000
平方メートルの3階建構造で、今回は、そのうち2階と3階のそれぞれ1,500平方メートル、
合計3,000平方メートルを開設します。平成12年7月に着工し、平成13年1月から量産
を開始します。生産品目は、従来より甲府製造本部で生産しているH8マイコンを中心としたシ
ステムLSI製品を生産します。
<K6ラインの概要>
・ 所 在 地 :半導体グループ 生産統括本部 甲府製造本部
(山梨県中巨摩郡竜王町)
・投 資 額 :約100億円
・クリーンルーム面積 :1フロア当たり6,000平方メートル
・日 程 :平成12年7月 着工
平成13年1月 量産開始
・生産品目 :システムLSI製品
・生産能力 :約3,000枚/月(200mmウェーハインプット枚数)
以 上
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