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日立ソフトボール部

日本、連覇達成!! 西山、山田選手、優勝に大きく貢献する!

 2014年8月15日〜8月24日(現地時間)にかけて、第14回世界選手権大会がオランダ・ハーレムで行われた。
 我が日立からは、西山麗、山田恵里選手が出場し、日本は予選リーグを負けなしの全勝でPoolAの1位で決勝トーナメント進出。決勝トーナメントでは、PoolB2位のオーストラリアを破り、準決勝では山田、西山のタイムリーなどで宿敵アメリカに快勝。決勝戦は再度アメリカとの対戦となるが、この試合も終始主導権を握り、前回のカナダ大会に続く連覇達成!

 なお、西山、山田選手は主力として、攻守にわたってチームを引っ張る期待通りの大活躍。大会を通じ、2番西山、4番山田という不動の打順で勝利に大きく貢献した。

[撮影]金本 康宏

[撮影]高本 真樹

[撮影]金本 康宏

[撮影]金本 康宏

決勝トーナメント

[結果]決勝トーナメント


決勝 対 アメリカ戦(8月24日)

西山、山田、先制のホームイン アメリカに連勝し、日本、見事に連覇達成!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 3 0 0 1 0 0 0 4
アメリカ 0 0 0 0 1 0 0 1
  • 【バッテリー】☆上野−峰
  • 【二塁打】峰(3回)

試合レポート

決勝の相手は予想通り、3位決定戦でオーストラリアに勝利したアメリカとの再戦。初回表、一死から西山が四球を選んで出塁し送りバントで二塁に進めると、山田は故意四球で一、二塁。続く峰も四球を選んで満塁とすると、坂元が三遊間を破り西山、山田が生還。なおもニ、三塁のチャンスが続き、佐藤の一、二塁間のタイムリーで早くも3点を先行する。

初回にもヒットの走者を背負った先発の上野は、2回裏、先頭打者に四球を与え、さらにレフト前ヒットで無死一、二塁のピンチを招くが、後続を退け1点も与えない力投。3回裏にも先頭打者から2者連続ヒットと送りバントで一死ニ、三塁とされるが、ここから2者連続三振に切って取る圧巻の投球。

なんとか上野を楽にしたい打線は、初回に代わったピッチャーから走者を出しながらも決定打が出ない展開。しかし4回表、ニ死から山本が内野安打で出塁。西山がセンター前で続くと、続く河野がセンター前に弾きニ死からの3連打で待望の追加点。

その裏、上野はヒット2本を許し、これで初回から毎回の6安打と苦しい投球ながら、この回のニ死ニ、三塁のピンチも切り抜け無失点を続ける。しかし5回裏、先頭打者を四球で歩かせると続く打者の内野安打で無死一、二塁。一死一、三塁から強烈な三塁ゴロを放たれ、三塁手が弾くが西山が良くバックアップし、二塁ホースアウトながらも、この間に三塁走者が還り1点を返される。

上野は6回裏、この試合初めての3者凡退で抑えると、7回表は先頭打者を内野安打で出塁させ二死から四球で2走者を背負い、ここで一発出れば同点の場面となるが、続く4番打者を三振に切って取り、前回のカナダホワイトホース大会に続き連覇達成!

 

対アメリカ戦、2試合とも先に主導権を握ったのが大きく、準決勝、決勝と連勝。オリンピック、世界選手権とも、決勝トーナメントのページシステムで、アメリカに連勝しての金メダルは初の快挙。

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)
山本
 
(遊)
西山
 
(右)
河野
 
(中)
山田
 
(捕)

走 国吉
(二)
坂元
 
(DP)
佐藤
 
(左)
永吉
 
(一)
大久保
 

準決勝 対 アメリカ戦(8月23日)

山田、先制打! 西山、勝利を決める2点タイムリー二塁打で決勝へ!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 1 3 0 1 1 0 0 6
アメリカ 0 0 0 0 0 1 0 1
  • 【バッテリー】☆上野(6回),山根(1回)−峰
  • 【二塁打】山田(1回),西山(2回),峰(5回)

試合レポート

準決勝の相手は恒例ともなった宿敵アメリカとの対戦。初回表、二死から河野がセンター前ヒットで出塁すると、主砲の4番山田がレフト線へのタイムリー二塁打を放ち早々と先制。

その裏、先発の上野は二死から四球を与え、続く4番にセンター前に運ばれ一、二塁の走者を背負うが、続く5番に対し三振で切り抜ける。

2回表にはニ死から永吉がセンター前で出塁すると、大久保が四球で歩き、続く山本が三遊間を破るタイムリー! さらに西山がレフトへの2点タイムリー二塁打を放ち、貴重な2点を追加して4点目!

3回裏、上野は一死から三塁線を破られる二塁打を喫すると、その後、2四球でニ死満塁の走者を背負うが、続く打者をチェンジアップで三振に仕留めてピンチを脱する。

すると4回表、先頭の永吉がレフト前で出塁。山本の四球などでニ死ニ、三塁とすると、河野の投手強襲ヒットで5点目を挙げる。さらに5回表、先頭の峰がライト線二塁打でチャンスを作り、三塁へ送った後、佐藤がセンター前に落とし6点目を奪う。

上野は6回裏ニ死から四球を与え、続く打者に右中間への二塁打を喫して失点するが、この1点のみで最終回は山根が登板し、簡単に3人で締めくくる。宿敵アメリカに快勝し、世界選手権連覇に向けて、いよいよ明日、決勝に臨む。

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)
山本
 
(遊)
西山
 
(右)
河野
 
(中)
山田
 
(捕)

走 国吉
(二)
坂元
 
(DP)
佐藤
打 森
(左)
永吉
 
(一)
大久保
 

準々決勝 PoolA1位 vs PoolB2位 対 オーストラリア戦(8月23日)

山田、先制点のチャンスメイク 完封勝ちで準決勝進出

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 0 0 0 2 2 0 0 4
オーストラリア 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆上野(6回),山根(1回)−峰
  • 【二塁打】大久保(6回)

試合レポート

予選リーグを負けなしの全勝でPoolA1位抜けの日本の対戦相手は、PoolB2位のオーストラリア。今大会は予選リーグから天候に恵まれず、決勝トーナメントに入っても初日は全試合中止となり、さらに翌日に順延となった試合も、連日の雨で試合開始が4時間以上遅れるというスケジュール。西山は2番ショート、山田は4番センターと、予選リーグ同様のスターティングオーダーで試合開始。

日本は初回から3回まで連続して先頭打者を出し、得点圏に進めるも得点出来ず。一方、先発の上野は3回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチング。

4回表、先頭の山田が三遊間を破って出塁。送りバントで二塁に進めると、坂元がライト前に運び、山田が俊足を飛ばして先取点! なおもニ死二塁で永吉の叩きつけた打球が相手エラーを誘い2点目を挙げる。

その裏、上野は一死から内野安打で初めての走者を許し、盗塁などでニ死三塁とされるが、続く打者を三振に切って取り1点も与えない。すると5回表、先頭の山本がセンター前ヒットで出塁。西山が確実に二塁に進めると、河野がセンター前に弾いて3点目。さらにこの回、相手守備のエラーでもう1点を追加する。

上野は6回を2安打7奪三振で零封。最終回は山根が登板し、2三振を奪い3人で片付けゲームセット、準決勝に駒を進めた。続く準決勝はPoolB1位のアメリカとPoolA2位のカナダの勝者と本日この後、対戦する。

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)
山本
 
(遊)
西山
打 市口
(右)
河野
 
(中)
山田
 
(捕)

 
(二)
坂元
 
(DP)
佐藤
 
(左)
永吉
打 長崎
(一)
大久保
 

予選リーグ

予選リーグ成績表 (各グループ上位4チームが決勝トーナメント進出)

Pool APool B
順位チーム勝ち負け順位チーム勝ち負け
1日本701アメリカ70
2カナダ612オーストラリア61
3中国433チャイニーズタイペイ43
4ニュージーランド344オランダ43
5キューバ345イタリア34
6チェコ346ドミニカ共和国34
7ロシア257ボツワナ16
8プエルトリコ078イギリス07

対 チェコ戦(8月21日)

コールド勝ちで予選全勝し、PoolB2位のオーストラリアと対決

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
チェコ 0 0 0 0 0 0   0
日本 2 2 0 0 1 2x   7
  • 【バッテリー】山根(2回),☆藤田(2回),中野(2回)−峰,佐藤
  • 【三塁打】峰,坂元
  • 【二塁打】山田,森
  •   西山(2番:SS) 1打数1安打 打点1  山田(4番:CF) 1打数1安打

対 キューバ戦(8月20日)

日本、無傷の6連勝でPoolAの1位通過を決める

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 0 0 0 2 0 3 4 9
キューバ 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】】☆藤田(5回),中野(2回)―佐藤
  • 【本塁打】佐藤
  • 【三塁打】長崎,佐藤

対 カナダ戦(8月19,20日)

山田のチャンスメイクで全勝対決を制す

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
カナダ 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 0 1 0 0 0 3 x 4
  • 【バッテリー】☆上野−峰
  • 【三塁打】山田
  •   西山(2番:SS) 4打数1安打  山田(4番:CF) 3打数2安打

対 ニュージーランド戦(8月18日)

日本、5回コールド勝ちで無傷の4連勝!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ニュージーランド 0 0 0 0 0     0
日本 2 0 1 6 x     9
  • 【バッテリー】☆山根(4回),藤田―峰
  • 【三塁打】山本,永吉
  • 【二塁打】長崎,森

対 プエルトリコ戦(8月17日)

山田の3打点など、6回コールドで3連勝!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 2 0 4 2 0 1   9
プエルトリコ 0 1 0 1 0 0   2
  • 【バッテリー】山根(3回),☆中野(2回),藤田(1回)―佐藤
  • 【本塁打】森
  • 【三塁打】長崎
  • 【二塁打】永吉
  •   西山(2番:SS) 1打数1安打  山田(4番:CF) 2打数2安打 打点3

対 ロシア戦(8月16日)

打線、序盤は精彩を欠くも、終盤で得点し連勝

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ロシア 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 0 0 0 0 4 1 x 5
  • 【バッテリー】山根(3回),☆藤田(3回),中野(1回)―佐藤
  • 【二塁打】森,長崎
  •   西山(2番:SS) 2打数0安打  山田(4番:CF→DP) 2打数1安打 打点1

対 中国戦(8月15日)

上野、ノーヒットノーラン! 山田4打数3安打で牽引し、西山、エンドランで2点目を奪う活躍

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本 0 0 0 0 2 2 0 4
中国 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆上野―峰
  • 【三塁打】河野
  • 【二塁打】山本,大久保
  •   西山(2番:SS) 3打数0安打 打点1  山田(4番:CF) 4打数3安打