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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第7節

2008年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第7節
1勝1敗ながらも首位を1差で追走 単独2位を維持

 9月13日〜14日にかけて、岡山県岡山市県営野球場で日本リーグ1部第7節が行われた。オリンピックでの金メダルフィーバーはまだまだ続いており、会場は連日超満員。初戦は下位の戸田中央総合病院との対戦となるが打線がまったく機能せず、数少ないチャンスには見逃し三振や離塁アウトなどで自滅するパターン。逆に先発の瀬川が2ランを喫し、まさかの取りこぼし。翌日は開幕から14連勝中の首位ルネサス高崎との対戦。前日の敗戦でルネサスとの差は2となり、これ以上離されたくない状況での上野との対戦となったが、藤原が上野を凌ぐ素晴しい投球を披露。ポテンヒット1本に抑え込むと、数少ないチャンスに山田が上野から決勝のタイムリー!
 この結果、この節を1勝1敗とし首位を1差で追走、通算成績13勝2敗で単独2位を維持した。
 第8節は10月11日〜12日、愛知県刈谷市刈谷球場で行われる。

 中国地区の事業所、関連会社の皆様をはじめ、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 戸田中央総合病院戦(9月13日 日立ソフトウェア12勝2敗)

投打に精彩を欠き、下位チーム相手にまさかの敗戦 首位に2差と離される

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
戸田中央総合病院 0 0 2 0 0 0 x 2
  • 【バッテリー】★瀬川(5回:4勝2敗),藤原(2回)−鈴木

試合レポート

首位ルネサス高崎との直接対決を明日に控え、破竹の10連勝をかけた岡山大会初戦。先発のマウンドにはリーグ戦4連勝中の好調の瀬川。初回には先頭打者を味方の内野エラーで、2回には2アウトから初安打を浴びてそれぞれ出塁を許すも、後続を危なげなく打ち取り上々の立ち上がりを見せる。

一方、打線は2回まで相手投手に抑えられるが3回表、先頭の濱本がライト前ヒットで出塁し、来條が確実に送り一死二塁の先制のチャンス。しかし、後続が打ち取られ先制ならず。

3回裏、瀬川は一死から内野安打で出塁を許し、次の打者の一塁ゴロ併殺崩れで二死一塁とランナーを背負う。そして迎えた相手3番打者に、高めの甘い球をライトスタンドに運ばれ2点を先行される。

2点ビハインドで迎えた4回表の攻撃。一死後、山田がライト線へのヒットで出塁するも離塁アウトでチャンスを潰す。さらに続く5回表には先頭の杉山がセンター前ヒットで出塁するも、またもや離塁アウト。続く鈴木のライト前ヒットもチャンスを広げることができず後続も倒れ得点ならず。

6回表には二死後、代打の林と山田の連続レフト前ヒットで二死一、二塁のチャンスを作るも、馬渕が打ち取られ得点ならず。6回裏から藤原が登板し相手打線を抑えて味方の奮起を待つが、最終回の攻撃も三振2つを喫するなど簡単に3人で斬って取られゲームセット。下位チームとの対戦で首位決戦を控えた大事な試合を落とし、通算成績12勝2敗と首位ルネサス高崎に星2つをリードされた。

[撮影]大木 浩
中国地区の事業所、関連会社のみなさんの盛大な応援

[撮影]深沢 高敏
瀬川、5回を4安打に抑えるも一発に沈む

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(一)
森下
打 林
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(捕)
鈴木
走 栗原
(DP)
濱本
 
(三)
来條
 
(二)
溝江
 

対 ルネサス高崎戦(9月14日 日立ソフトウェア13勝2敗)

山田、決勝のタイムリー! 藤原、1安打完封で上野に投げ勝ち連勝をストップさせる

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 1 0 1
ルネサス高崎 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆藤原(9勝)−鈴木
  • 【盗塁】杉山(2回)

試合レポート

前日の取りこぼしで首位のルネサス高崎とは2差となり、これ以上離されないためにはなんとしても直接対決を制したい。そのためには、開幕から14連勝の相手エース上野をどう攻略するかがポイント。初回表、豪腕上野とはうって変わり、チェンジアップを交えた投球に翻弄されたか、あっさり三者凡退でスタートする重苦しい展開。

2回表、一死から杉山がセンター前ヒットで出塁。続く林の打席でエンドランを仕掛けるが、林はチェンジアップを空振り。球が遅かった分、二塁への送球が遅れ、結果的に杉山が盗塁成功の形となるが続く鈴木もチェンジアップを続けられ三振に切って取られる。

3回表、一死から溝江がライト前ヒットで出塁。西山もピッチャー強襲ヒットで続くと森下が確実に送り、二死二、三塁と絶好のチャンスを作る。ここで迎えるバッターは山田。しかし、山田はフルカウントから外角へ逃げるシュートを空振り三振し天を仰ぐ。

一方、先発の藤原は初回を簡単に三者凡退で片付けると、2回裏に二死からポテンヒットを許すものの、その後は5回までノーヒットピッチング。鈴木の強気のリードも冴え、相手打者に的を絞らせない。

打線は上野に対し、4,5回表は三者凡退。しかし、終盤の6回表、先頭の西山がこの日2本目のヒットをレフト前に放って出塁。森下が確実に二塁に進めると、打席は前のチャンスで三振を喫した山田。上野と山田の金メダリストの対決に会場は一気に緊迫したムードに包まれるが、山田は追い込まれながらもセンター前にクリーンヒット!! 西山が一気にホームに還り待望の1点を奪う。

藤原は6回裏、一死から死球で走者を出すが、来條、西山などの内野陣のファインプレー連発などにも助けられ、二塁を踏ませず当たりそこねの1安打でシャットアウト。上野を凌ぐ投球内容で投げ勝つとともに、上野に土をつけ15連勝を阻止。これにより、前日の負けを取り返し、首位を1差で追走する結果となった。

[撮影]深沢 高敏
山田、決勝のタイムリー!!

[撮影]新留 幸一
藤原、1安打完封で上野に投げ勝つ!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(遊)
西山
 
(一)
森下
 
(中)
山田
 
(左)
馬渕
 
(右)
杉山
 
(DP)

 
(捕)
鈴木
打 濱本
(三)
来條
打 田中
(ニ)
溝江
 

記録&記事:奥田 透,徳田 政昭,桐越 信一