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2001 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

第2節、2勝1敗
通算成績4勝1敗で同率首位!

 5月4日〜6日にかけて、埼玉県朝霞市朝霞中央公園野球場で日本リーグ1部第2
節が行われた。我が日立ソフトウェアは初戦の大鵬薬品戦で打線が爆発し、23安打
19得点と日本リーグ記録を更新する快勝。続く第2戦では主将の亀田の先制3ラン
が飛び出し、開幕から4試合連続本塁打を記録して重量打線の破壊力を見せ付ける。
 3戦目の豊田自動織機戦は、3点を先行するものの石川が2発の本塁打を浴び同点
に追いつかれ、延長10回に惜しくも競り負けた。                
 この結果、開幕5連勝はならなかったものの4勝1敗の好成績で第2節を終了した。
 第3節は5月19日〜20日、愛知県豊田市運動公園野球場で行われる

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

 
対 大鵬薬品戦(5/4 日立ソフトウェア3勝)
打線爆発、怒涛の23安打19得点!
 馬渕の本塁打も飛び出し、リーグ新記録で快勝!
チーム名
日立ソフトウェア 0 8 4 6 1 0 0 19
大鵬薬品 0 0 2 0 0 0 0 2
【バッテリー】☆石川(2勝),柳沢,山口−藤本,筒井
【本塁打】馬渕(4回) 【二塁打】馬渕(2回),来條(4回),清田(4回)
【盗塁】新海(2回),藤本(2回),黒田(4,5回),来條(5回)

 ◎重量打線の破壊力を思う存分見せつけた試合。まずは2回表、斎藤のレフト
  前ヒット、馬渕の左翼線二塁打で一死二、三塁と先制のチャンスを迎える。
  ここで新海の三遊間タイムリーで1点を先制すると、続く藤本がエンドラン
  を決め2点目をあげる。さらに二死満塁で一居の内野安打、亀田のセンター
  前2点タイムリーなど、打者一巡の猛攻で一挙8点を奪い試合を決定付ける。
 ◎3回表にはヒットで出塁した新海、藤本を塁に置き、来條のセンター前タイ
  ムリーで2点を追加。その後も田村、斎藤、亀田、馬渕の4連打など、また
  もや打者一巡の猛攻で4点を追加する。                
 ◎4回表にはヒットで出塁した藤本、黒田を塁に置いて、来條のセンター越え
  二塁打で2点を追加。さらに田村、清田がヒットで続き、馬渕がライトオー
  バーの3ランを放ち、三度目の打者一巡でこの回6点を追加。      
 ◎一方、先発の石川は大量点に気を許したか、3回裏、相手3番打者に2ラン
  を喫し4回を投げて柳沢にマウンドを譲る。柳沢は5,6回を0点に抑えて
  最終回は山口が締めくくる。                     
 ◎結局、打線は先発メンバー全員安打の23安打19得点を叩き出し、リーグ
  記録であった1試合の最多安打記録19安打を更新、さらに1試合最多得点
  の17点をも更新し、記録づくめの快勝で開幕3連勝を飾った。     
 
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

 
対 デンソー戦(5/5 日立ソフトウェア4勝)
亀田、2号先制3ラン! 入山完封で4連勝!
チーム名
デンソー 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 3 0 1 0 0 0 × 4
【バッテリー】☆入山(2勝)−藤本
【本塁打】亀田(1回) 【二塁打】新海(3回)

 ◎初回、先頭の来條がレフト前ヒットで出塁。田村が四球を選び、続く斎藤の
  内野ゴロの間に進塁し一死一、三塁と先制のチャンスを迎える。     
 ◎ここで5番の亀田が、今シーズン2本目となる3ランをセンターに放り込み
  早くも3点を先制。チームとしては開幕から4試合連続の5本目の本塁打で
  打線の威力を見せつける。                      
 ◎3回裏には、田村の四球と亀田のヒットで二死一、二塁のチャンスを作り、
  続く新海が右中間にタイムリーを放って追加点を挙げる理想の展開。   
 ◎先発の入山は、初回から力強いストレートで相手打線に付け入る隙を与えず
  6回まで6三振を奪うピッチングを披露。7回に得点圏にランナーを背負う
  ものの、最後の打者を打ち取り、2安打完封でチームは4連勝を飾った。 
 
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

 
対 豊田自動織機戦(5/6 日立ソフトウェア4勝1敗)
延長10回に力尽き、開幕5連勝ならず
チーム名
10
豊田自動織機 0 0 0 0 0 3 0 0 0 2 5
日立ソフトウェア 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 3
【バッテリー】石川,★入山(2勝1敗)−藤本 【盗塁】馬渕(8回)
【三塁打】亀田(4回) 【二塁打】新海(4回)

 ◎相手先発はM・スミスを想定したオーダーを組むが、意外にも先発は大塚。
  打線は3回まで大塚の速球に内野ゴロの山を築きノーヒットに抑えられる。
 ◎しかし、4回裏、二死無走者から田村が粘りに粘ってライト前ヒットで初の
  出塁。続く斎藤が四球を選び二死一、二塁として、打撃好調の亀田に打順が
  廻る。亀田は期待に応えライト線を破るタイムリー三塁打! ライトが打球
  を弾く間に斎藤も一気にホームを陥れ2点を先行。さらに続く新海がレフト
  の頭上を越える二塁打を放ち、3点目を挙げる。            
 ◎先発の石川は速球が走り、5回まで6三振を奪う完璧な投球。しかし6回表、
  先頭打者にライト越えの本塁打を喫すると制球が乱れ、一死から四球を与え
  M・スミスにセンターオーバーの同点2ランを浴び、試合は振り出しに戻る。
 ◎その後、入山,高山の投げ合いで試合はタイブレークへと突入。8,9回と
  相手の攻撃を入山が凌いで0点に抑えるものの、打線もあと一発が出ずサヨ
  ナラに結びつけず。                         
 ◎10回表、二死一、二塁から二塁強襲ヒットでついに1点を奪われる。さら
  にM・スミスにセンター前に弾き返され2点目を追加され、入山の好投も及
  ばず力尽きる。この結果、開幕5連勝はならなかったものの4勝1敗の好成
  績で第2節を終了した。                       
 
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

文:古園敏幸,桐越信一

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