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2011年11月9日

トピックス

特許情報提供サービス「Shareresearch」のグローバル対応機能を拡充

日本公開特許公報の英文抄録、米国・中国ほかの意匠公報、
欧州特許機構の書誌データベースに対応

 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、国内外の特許情報検索・閲覧をシステム構築型およびクラウド型で提供する特許情報提供サービス「Shareresearch」(以下、シェアリサーチ)において、このたび、グローバル対応機能の拡充の一環として、検索・閲覧可能な海外特許情報を追加し、11月10日から販売を開始します。具体的には、日本の公開特許情報の英文訳版である公開特許公報英文抄録(PAJ)、米国・中国・インド・タイの意匠公報、欧州特許庁の書誌データベース(DOCDB)に収録されているコンテンツの検索・閲覧に対応しました。

 「シェアリサーチ」は、国内外の特許情報の検索・閲覧機能を提供するSaaSと、検索式や検索結果などユーザーの独自情報を専用のコーポレートサーバーで管理するためのシステム構築を組み合わせたサービスです。コーポレートサーバーの提供形態は、利用企業内で管理する方式と日立のデータセンターで管理する方式を用意しています。「シェアリサーチ」を導入することで、企業や大学の知財部門のスタッフはWebブラウザー上で国内外特許情報を効率的に検索・閲覧することができ、グローバルな知財戦略を立案するために必要な特許情報を、迅速かつ効率的に収集することができます。また、重要な資産である特許検索結果などの独自情報をセキュアに管理することができます。

 今回のグローバル対応機能の拡充では、ユーザー企業や日立の知的財産部門から要望の多かった海外特許情報を追加しました。日本の公開特許情報の英文訳版である公開特許公報英文抄録(PAJ)の追加により、国内および海外拠点の外国人スタッフが英語で日本特許の検索・閲覧を行うことが可能となります。操作画面の表示を英語に切り替えられる機能と併せ、外国人スタッフがより効率的に業務を行える環境を実現します。また、従来日本国内のみをサポートしていた意匠公報の検索・閲覧対象に、米国・中国・インド・タイの情報を追加しました。中国・インド・タイは家電や自動車などの分野で日本企業の重要な市場であるとともに、開発拠点の設置も進んでおり、意匠公報の検索・閲覧ニーズが高まっています。さらに、欧州特許庁の書誌データベースの追加により、アフリカ諸国や東欧諸国など80カ国の特許の書誌・要約情報を検索・閲覧することが可能になります。

 日立は、本サービスのほか、提案受付から出願、特許登録、さらに権利の維持にわたって特許業務を管理する知的財産システム「PALNET/MC6(パルネット/エムシーシックス)」の構築サービスも提供しています。これらを通じ、今後も、日立は、企業の円滑な知財戦略の策定を支援していきます。

 また、今回機能を拡充した「シェアリサーチ」ならびに「PALNET/MC6(パルネット/エムシーシックス)」は、11月9日〜11日に東京・北の丸公園 科学技術館(東京都千代田区)で開催される特許関連の新製品・新技術を一堂に網羅する見本市「特許・情報フェア&コンファレンス2011」において紹介します。

価格と提供開始時期

製品名 価格(税込) 提供開始時期
特許情報提供サービス「Shareresearch」

月額利用料
30万円〜(*1)

提供済み
  公開特許公報英文抄録オプション 個別見積もり(*2) 2012年4月1日
米国・中国・インド・タイ意匠公報オプション
DOCDB対応オプション
*1
導入に際しては、管理用のサーバーやシステム構築費用など別途初期導入費用が必要となります。
*2
本機能は、すべてオプション機能であり、ユーザー数などにより価格は個別見積もりとなります。

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